私を知るようになったきっかけは何ですか?
中谷さん:
僕の先輩がこの塾に通ってて、その評判を聞いて、塾に入ろうと思ってたんです。
先輩が「自習みたいな感じでやってる塾」って言っていたのを聞いてて、どんなんなんかなというので見に来ました。どこの塾に入ればいいか迷ってて。まず試しに来てみたという感じですね。
普通の塾とは違うということだったので、そのこと自体に興味を持ちました。
私のことを初めて見たとき、どんな印象でしたか?
中谷さん:
最初、塾の中には塾長っていう人がいて、それではじめて塾があるって思ってたんです。塾の先生の数も多いわけじゃなくて、少ない分、その先生同士も、距離が近いみたいな感じでよかったです。
平井先生は、最初に会った時は、優しそうというか、でも、どこか鋭いという印象は受けました(笑)
具体的に「こういうことをした方がいいよ」とか、一番最初の時にいろいろ言ってくださって。理想だけを話すんじゃなくて、現実から見てどういうことをしたらいいのかというのを言ってくださったのが良かったです。
ひと言で言うと、今まで会ったことが無い人という感じでしたね(笑)
塾に入るまでに、気になっていたことは何ですか?
学校からの近さは、結構大きかったです。学校からそのまま来れたりするのは大きかったです。
あと、その塾の環境は、大事かなと思っていました。
他の塾は、真面目な人はやるんですけど、お金払ってるだけとかそういう人もいて、そういう塾は行かなくてもいいなと思いました。
塾に入る上で、決め手となったことは何ですか?
中谷さん:
一つは、塾の、自習みたいな、特殊な、面白いと思った形式ですね。
もう一つは、平井先生の人柄ですね。平井先生は、現実的に細かく分析するっていう感じで。
僕はそっち派なんで(笑)。それが自分に合ったという感じですね。
塾に入ってみて、印象に残っていることは何ですか?
中谷さん:
一番最初、塾に来て、「ここ、場所あってるんかな?」と思いましたね(笑)。「これ塾なんかな?家かな?」と一瞬思って。
普通の「これが塾です!」という感じじゃなくて、普通の家という感じで。それが結構面白くて、それが印象に残ってます(笑)
授業をしてる時の雰囲気は、結構印象に残ってますね。
机二台で、他の人と間が開いてて。一緒の空間にいるけど、一人一人で勉強してるというのが新鮮だったですね。
最初は、それで「ここで勉強できるんかな?」と思ったんですけど。やってみたら、「周りの人も頑張ってるから、自分もやらないと!」という雰囲気にのまれるというか、みんながやってるから自分もやれるみたいな感じ。
その印象が強かったですね。そのおかげで勉強に集中できたと思います。
勉強に没頭できるようになったきっかけはなんですか?
中谷さん:
同じ生徒やけど、生徒間で交流があるというよりは、個人で来て、先生に質問したりして、先生とのつながりがあって、そのまま帰るみたいな感じだったんで。
集団でやってるけど、個別に近い感じだったんで。他の人と隣やけど、知り合いじゃないけど、知り合いじゃないというおかげで、こっちが集中してなかったら周りにも迷惑かけてしまうんじゃないかとか。
ずっと思うわけではないんですけど、ふとした時にそれを感じて、また集中できたというのはありました。
平井:
やる気が無くて、「ちょっと今日しんどいな」と思ってても、来たら無理やりがんばれるでしょ、という場所にしたいと思ってた(笑)
中谷さん:
それは、思いましたね(笑)中学校の塾は、完全に受け身の塾だったんで、自分的にはその形式がしんどくて。
成績が上がるようになったきっかけはなんですか?
中谷さん:
上がらなかった原因が、中学校から高校に進学して、その勉強の違い、勉強の仕方の違いがあんまり掴めてなくて。
高校入ってからも、なんとなく今までどおりでやったらいけるだろうと思ってたんです。ところが、中学校の、そのままの感じで勉強したら、気付いたら全然振るわなくなっていて「どうしよう…」となってたんです。
塾に来て、勉強の内容を教えてもらうというよりは、勉強の仕方、方法を教えてもらって、その教えてもらった方法を実践したら、成績が上がるようになった、という感じですね。
中学校は、理解するというよりは、「半・覚える」みたいな感じで。ほとんど「覚える」という作業だったんです。
高校の勉強は、「覚える」だけだと覚えるのも大変で、覚え方の、暗記自体のコツや、暗記するために「何でそうなのか」というのを考えて覚えるのを助けるとか。あとは、単純に量をめっちゃやるというのとか。そういうことを教えてもらったことですね。
大学受験はどんな気持ちでしたか?大学生活はどうですか?
中谷さん:
正直、僕は行けるだろうと思ってました(笑)
平井さん:
A判定の、めっちゃ上の方にいるんやもん。
中谷さん:
それでもう岡山でいいかという感じ(笑)。家から近いというのが。それで行ったというのが本当は一番大きいです。
受験の時の、大学に対する印象ってあんまりなかったんです。どういう風な学校なのかなとか、そういうのは不安要素だったんですが、行き始めたら楽しいなっていう感じで。
それは、高校のとき勉強を頑張れたから、どこに行っても楽しいと思えたのかなと思います。
高校より勉強は楽しいです。興味無いことをしなあかんというのがなくなったんで。だいたい自分の興味が関連してるのが多いので、高校の時より、したくない勉強をしなくていいので楽しいです。
塾に入って一番良かったことは何ですか?
中谷さん:
何よりも成績が上がったことですね。
平井:
中谷さんは、呑み込みが早いのよ。一回目に来ていろいろしゃべって、「わかった」と言っていたけど、態度がそうでもなかったので(笑)、家に電話したのよ。
お母さんが言うには、「勉強のやり方がわかったって言って、家で黙々と集中できてます!」って喜んでたのよって。
中谷さん:
あんまり表情とか、あんまりしゃべらないんで(笑)
なぜ、くら塾で働こうと思いましたか?
中谷さん:
距離が近いのと、自分がやってきて、自分のためだけじゃなくて、勉強っていう直接の目的以外に、勉強を教えるという目的に役立てられるのがいいなと思ったのが、働くきっかけですね。
あとは、塾のお世話になったから、自分が今度恩返しようと思ったことですね。
実際に教えてみると、生徒の時の塾に対する、静かで集中できるという印象とはまた違って、「みんな集中してるな」と。
生徒の時は勉強のことしか、主観的にしか見えてなかったんですけど、先生になって、いろんな生徒を見るってなったら、勉強の内容自体と、全体的に客観的に見れて、生徒の時よりもより理解が深まった感じがします。
勉強に対して、みんな頑張ってるなというのをすごい感じますね。
生徒の時にあんまり得意じゃなかった分野が理解できて、それを「教える」っていうのも勉強の一つなんだなと感じましたね。改めて。
教えてわかってもらえた時は、一番いいなと思いいます。
家族の方はくら塾に対して何と言っていますか?
中谷さん:
親は、勉強に対して、ずっと、言われるっていうのがあんまりなかったんで。「塾でなにしとん?」って聞かれたり、干渉してくることが無くて。もう「自分でやって」という感じでした(笑)
ここで働き出してからは、親からは「恩返しできるように働いて」と言われました(笑)
どんな人が、くら塾に合うと思いますか?
中谷さん:
来てなかったら、成績が下がる時期がとても長くて、そこから脱出するのにもそれ以上の時間がかかったかもしれないと思うので、下がって、すぐに来た方がいいなと思いました。
早めに来たことで、後がすごく楽になったので、塾に今から入ろうとしてる人も、「さあっ!」っていうタイミングで、「やばい!」と思ったタイミングで来るのをお勧めします、という感じです(笑)
タイミングも良くて、それもあったんですけど。自分にめっちゃ合ってる塾で、自分から質問するという、アプローチをする必要がある。受け身の授業じゃなくて、自分から行動するっていう勉強をここで教えてもらったという感じです。
わからないところもわからないというときも、あるとおもうのです。そんなときは、質問をまず見つけることを教えてもらって、ただ受け身だけでやるというのではなく、自分で穴を掘るじゃないですけど、どんどん掘って行って、詰まったら助けを求めるみたいな。
自分で進もうとする力を教えてもらって、それが受け身やったら成績自体のびひんし、勉強というのものが、そもそも進まんなというのがわかりました。
ただ、友達と塾の話をしようと思っても、表現しにくい(笑)伝わらないことが多くて。こういうことをやってると言っても、「?」みたいな感じで。
来たら一発でわかるから。紹介する時は来てもらうのが一番かなと思いました。
あらためて、今どんなお気持ちですか?
中谷さん:
わからないところから、勉強の方法を聞いて、方法がわかって、そこから自分で勉強でき始めて、成績伸びて、大学も合格できて、という感じです。
くら塾に来て、自分で行動して成績が上がるということを通して、どこに行っても、なにがあっても、人生を切り拓いていけると思えるようになったこと、一番よかったです。
ほんと、人生が、良い感じで来ています(笑)
平井:
今日は、普段口数の少ない中谷さんがこんなにたくさん話してくれて、とてもうれしかったです。
くら塾のことを「周りの人も頑張っているから、自分もやれるという雰囲気がよかった」といっていただき、うれしいです。
大学に合格してからも、「先生としてやりたいです」と自ら言っていただき、とても感謝しています。
お母さんから中谷さんが「恩返しできるように働いて」と言われたと聞いて、あらためて、この仕事をやっていてよかったと強く思いました。
最後に、中谷さんから「高校のとき勉強を頑張れたから、どこに行っても楽しいと思えた」と言っていただいたこと、とてもうれしいです。
これからも、その気持ちを持って、今度は自分よりも若い人のためにもがんばってくださいね。