姫路東高校→神戸大(文)合格 岡部さんインタビュー


私を知るようになったきっかけは何ですか?

岡部さん:
母が、くら塾の案内をもらってきて、「こんな先生が今日いらっしゃって、お話ししてきたよ」って教えてくれたのがきっかけです。

7年前ですね。

私のことを初めて会ったとき、どんな印象でしたか? 

岡部さん:
想像してたのよりけっこうお若い先生だなと(笑)。「めちゃ若い人が先生されてるんや」と驚きました。

女性の先生だったので、最初から安心して塾で勉強できたんじゃないかなと思います。

中2の時、なぜ塾に入ろうと思ったのですか? 

岡部さん:
学校の数学の授業に全くついていけなくなって。多分、一次関数をやってた時。自力でどうにもならないなって思ったのが理由です。

ほんと、数学だけは、わけわかんなかったです(笑)

塾に入るまでに、どんなことが気になっていましたか?

岡部さん:
数学が、ほかの科目に比べてできないということが、ずっと一年生のころから気になっていました。

「このままだと、どうしようもないなぁ」と悩んでいました。

塾に入るまでに、迷ったことや躊躇ったことは何ですか?

岡部さん:
続けられるのかなって。自分の性格に合って、ちゃんとここで続けられるかなってちょっと考えました。

やり始めると、なんでも長く続ける方だと思うのですが。始めるまでは、自信がない気持ちが先に立って(笑)

平井:
ちなみに、私がおぼえているのはお母さん。最初、岡部さんが来る前にお母さんと一度話した時に覚えていることがあって。

お母さんは、「大手の塾の方が、いっぱい入試の情報があるし、正直そういう方がいいのかなあと思うけど、こういう個人みたいなとこで教えてもらうのと、正直迷ってます」みたいな。すごい正直に言ってくれたのよ。そういう困っている基準を言ってくれる人って、本当にいない。だから、すごい印象に残ってて(笑)

その時に私、ちょっと偉そうに言ってしまったことがあって(笑)

「いま大事なのは、情報よりも学力をつけることだと思いますよ」みたいな。「情報だけ持っててもいい学校には行けないけど、学力があったら、情報なんかなくても内申点とれるし、当日点数とれたら行けるっていう、そういうシンプルなものですから。力つける方が大事ですよ」みたいな。

たぶんね、ちょっと偉そうに言ってしまって、言った後に、すごい後悔したの。今でも覚えてる。

岡部さん:
そうなんですね(笑)

 

私の塾に入る上で、決め手となったことはなんですか?

岡部さん:
一番最初に来させてもらって、一時間半くらい教えていただいたときに、最初はすごい少人数で。少人数の中で、すごい落ち着いて勉強できるのが、「ここいいな」って思ったのが覚えています。

塾ってたくさん人がいて、がちゃがちゃしてるのかなって思ってたので。勉強以外のことに気を遣わなくていいっていうのが、高校卒業するまで、「ここのいいとこやな」って思ってました。

平井:
T君も全く同じこと言ってた。「本当に、ここに来たら、めちゃ静かなのが嬉しい」みたいな。

くら塾に入って、印象に残っていることは何ですか? 

岡部さん:
高校受験の前は、姫路東高の推薦入試の数学の問題を、平井先生が、丁寧に解法をサポートしてくださったのは覚えています。「これは、一人やったら絶対無理や」って思ってたので。

姫路西高と姫路東高どっちにしようかなって思ってたのは覚えてるんですけど、直感で、東高の方が、オープンハイスクールに行った時に、自分に近い生徒さんがいっぱいいるんじゃないかなって思って。

西高に行ったら、一つ上の先輩で、数学の勉強がめちゃくちゃ大変て言ってるのも聞いてたので、無理するよりかは、自分に近いところの方がいいってすごく思ってました。

平井:
わたしが「入ってからのこと考えると、東の方が自分のペースでできるからいいんじゃない?」って聞いたら、岡部さんが「東高なら、かなりハードな吹奏楽部に入っても、ちゃんと両立していけそう」って答えた。

そういう長期的なことを、中学生でちゃんと考えられてるなって思ってた。

岡部さん:
そう言っていただけると、うれしいです。

大学受験は、高校入ってからサポートしてもらったんですけど、何よりも、試験直前にいろんな先生方が「岡部さんなら大丈夫だよ」って言っていただいたのは、すごく嬉しかったです。

平井:
岡部さんは、まぐれで、たまたま何回かいいのとれてるっていうタイプじゃなかったから。英語・国語はものすごく安定してたし。「大丈夫だろう」と、みんな安心してました。いい意味で(笑)


岡部さん:
ありがたかったです(笑)

平井:
大学受験としての高校生活の中で私が覚えてるのは、数学が苦手だったので、学校で最初にもらった難しい青チャートを使うんじゃなくて、あえてちょっとレベル落として白チャートを使って、基礎の部分を一度すっと入れてから青チャートに戻ることをしたところ。

「レベル落とした方がいいよ」って言われて、レベル落とすのって、結構勇気がいるのよね。それを最初から「わかりました」ってすっと白チャートを買ってきてやったっていうのがすごいです。

人の言うことを素直に聞くっていうか、「こうした方がいいよ」っていうのを「そうなんだ」って、すっと聞いてくれる。それができる人って成績が上がるし、上手に生きていけるんだろうなって。それが印象に残ってる。

岡部さん:
ぜんぜんそんなことないです(笑)

自信が無かったので。「言われたことをしっかりやろう!」って感じでした。性格かもしれませんね(笑)


くら塾の先生として教える側になって感じることは何ですか? 

岡部さん:
素直に率直に言うと、今まで自分なりに頑張ってきたから、くら塾にまた関わることができて良かったです。

教える側としては、教えることって難しいなって。「お得に覚える方法ないですか」って聞いてくる生徒さんがいるんですけど、地道に一から参考書を読みながらやっていくのが、一番いいんだろうなってことは、受験が終わってから気づくみたいなのが、この2、3年でわかりました。

平井:
その視点は、私も常々思っていることなので。それを言ってもらって嬉しかったです。

みんな、楽して美味しく覚えられる方法を探したがるけど、そういうのはないなって思う。10年やってきて、「参考書に全部書いてあるから、せめてこれだけ頑張ろうよ」って言いたくなります(苦笑)

先生として教える側になってよかったことはなんですか? 

岡部さん:
私が言ったり説明して、「あ、なるほど」ってすっきりした顔をしてくれた時は、一番ほっとするというか。

あとは、週一回顔を合わせていた生徒さんが、「第一志望受かりました」って言ってくれた時も、私が何かしたわけじゃないけど、嬉しそうな顔をしてた時は、やりがいというか、良かったなと思います。

直近で言うと、この春合格したK君とか。

教室にしゅっと入ってきてニコッと。私も良かったなと(笑)。

平井:
K君が眠そうにしてたとき、岡部さんが「がんばれ(笑)」みたいな声がけしたりね(笑)

岡部さん:
そういう時もありましたね(笑)

平井:
K君楽しそうにしてたし、岡部さんが思ってる以上に、週に一回顔合わせるのって、影響があって。ずっと覚えてると思います。

岡部さん:
嬉しいですね。

それと、いろんな先生が、独特な感じで話してくださるので、息抜きというか、楽しかったです。

あと、今教える側になってみて思うのは、みんないろんな勉強のスタイルがあるんや。あんまりこのスタイルを、これ以上「直した方がいいよ」とは言わない方がいいだろうなと思っています。


今までのことで、一番良かったことはなんですか? 

岡部さん:
やっぱり、一番は、高校も大学も行きたいところに行ったことが、一番幸せだと思っています。

合格発表の日に、自分の受験番号を見つけた時は、「こんなに嬉しいものか」と思いました。

ご家族の方や周りの方は何と言ってますか?

岡部さん:
母に聞いたら、「あなたの性格に合ったところに出会えてよかったね」というのと「くら塾は信頼できるから」と。

だからこそ、母も「白チャート買ってほしいんだけど」って言った時に「あ、わかったわかった」みたいな感じで。

「平井先生のおっしゃることなら何も不安なく任せられたなぁ」って言ってました(笑)

高校受験する段階から、「くら塾なら大丈夫だと思う」って。「お母さんは何も関わってないけど、大丈夫」って。

最後に、あらためて、今のお気持ちはなんですか?

岡部さん:
ずっと劣等感というか。自分が神戸大学目指していいのかなって気持ちは最後まであったので、平井先生に「いい感じ」で言ってもらって、「そうなの?」って気持ちが大きくなれたことが一番大きいと思います。

平井先生をはじめ、個性豊かな先生の授業をたくさん受けられたのが、よかったなと思います。みなさんから、「大丈夫」って、声をかけてもらったことが、大きな心の支えになっていました。

あと、勉強するということの基本を教えてもらったなぁと実感しています。

学校の課題をおろそかにしちゃうのはもったいないなと。平井先生の教えの通り、私は学校の課題をとにかくずっとやってたので。一つのことを繰り返しやることがとても大事だと思ってます。

本当に信じられないくらい数学できなくて、受験が終わったら、大学の名前出していいのかって思うくらい数学ができなかったので(苦笑)

平井:
今日は、岡部さんとこのような話ができて、とてもうれしかったです。
くら塾のことを「すごい落ち着いて勉強できるのが、いいな」といっていただき、うれしいです。

また、大学に合格しても、今度は、先生として教える側に立っていただき、とても感謝しています。

なにより、お母さんから「平井先生のおっしゃることなら何も不安なく任せられたなぁ」とよろこんでいただき、あらためて、この仕事をやっていてよかったと強く思いました。
最後に、岡部さんが「平井先生に『いい感じ』で言ってもらって、気持ちが大きくなれたことが一番大きい」と言っていただいたこと、とてもうれしいです。

これからも、その気持ちを持って、今度は自分よりも若い人のためにもがんばってくださいね。

◆↓合格当時の写真です。