姫路西→岡山大学(理)合格 上山さんインタビュー

私を知るようになったキッカケはなんですか?

上山様:

高校1年の冬休みに、クラスが一緒だったT君と仲良くなったんです。その時に「くら塾いいよ」って言ってくれたのが一つ。あと、学校の面談の時に、先生がくら塾のことを勧めてくれたのが一つ。それがきっかけで、一度面接に行ってみようと思いました。

自分が中学の時は集団の塾だったので、「集団が嫌だ」って話をT君としてたんです。そうしたら、T君から「個人塾で、学校から近くて、個別に、自習もできる場所があるから、今一人で寂しいし来ない?」と言われました。「じゃあ行きたい!」となった感じです。

中学3年生の途中までは、集団の塾でも良かったんですけど、後半から「西高特別プログラム」みたいなのが始まって、集団授業が組まれたんです。そのとき、周りの目もある中で当てられたり、先生からむちゃくちゃ指摘受けたりするのが自分のなかでストレスでした。

高校の最初の春期講習も集団で行ったんですけど、その時も、先生からむちゃくちゃ責められたりしたんで。それやったら個別で1対1やったら、先生から言われても「ああそうか」と思えるので、個別の塾で探しました。

個別の塾の中でも、映像授業は、もともといた塾では、英検2級受けるときに受けたんです。その時にめっちゃ眠くて、「映像授業は絶対無理」と思いました。値段が高いというのもあります。

1対1の個別の塾だったら起きれるし、聞いたらちゃんと答えてくれる先生も多いですし。それで、1対1で丁寧に教えてもらおうと思ったんです。







私のことを初めて見たとき、正直、どんな印象でしたか?

上山様:

母親と一緒に面談に来たんです。その時に私立の話で盛り上がって、「私立にも詳しい先生」というのが僕の第一印象だったんです。

「和気あいあいとしゃべれる先生なんだな」とも思いました。

T君の最初の情報で、「クールな塾長の先生がいらっしゃるよ」と聞いていて。冷たい先生というイメージなのかなと思ってたんですが、それとはちょっと違う「温かさを持ってるな」と思いました。

平井:

生徒さんのために、高すぎる目標を言ってきた人には、「現実は厳しいよ」と最初に言ってるから。「それでも頑張りたい!」と言ってくれる人しか来てないので、T君が言いたいのは、そういうことかな(笑)

くら塾に入ろうと思った理由はなんですか?

上山様:

集団授業が自分に向いてないというのもあって、個別を探してたってのはあるんです。

体験授業受けた時に、数学を教えて先生が、「数学好きなん?」という話から盛り上がりました。

どんな話だったかというと、テストが終わって、難しめのわからんかったところを「こういう解法ないですか?」と聞いたんです。そしたら、自分は結構、特殊な解き方するみたいで、その先生はわたしの解法を褒めてくれたんです。

それで「数学好きなん?」と聞いてくれて、「ここでやりたいな」と思ったんです。「じゃあ、来てみいひん?」と言ってくれたので、「この先生に教わりたい!」というのがあって、入りました。

あと、生物が好きだったので、水口先生と話した時に「生物もここいけるんや」と気づいたので、それだったらもう、「ここでじっくりやった方が伸びるな」と思ったんです。

塾に入るまでに、どんなことが気になっていましたか?

自分の中では2階のクラスが気になっていました。生徒の点数が何点上がったという成績表の横に、「旧帝クラスがあります」と書いてありました。「そんなクラスもあるんだ」と知って、最初から気になってたんです。

平井先生から「2階に旧帝クラスがあるよ、行ってみいひん?」と言われて。
行ったらめちゃくちゃ楽しくて。全然問題は解けなかったんですけど(笑)。自分より一つ上の学年の生徒と競い合っているみたいな感じでした。

平井さん:

「旧帝クラス」はいいと思うのよ。意欲のある2年生と普通の3年生と一緒にいる。2年生が解けたら3年生はめっちゃ焦るし、2年生が解けたらめっちゃ嬉しいし(笑)

上山様:

そうなんです。めっちゃ嬉しかったです(笑)最初、2階の「旧帝クラス」はどんな生徒や先生がいるのか、どんな授業なのか気になっていました。入ってみて、ここの学習環境は本当に良かったです。

くら塾に入るまでに、迷ったことや躊躇したことは、なんですか?

上山様:

最初に「変わった先生が多いよ」と説明を受けていました。自分はそれまで学校の先生から「真面目」と言われてたんですよ。「変わった先生と触れ合って自分が伸びるのかな?」という心配はありました。

「名前もある、大きな予備校に行った方がいいんちゃうか?」という話も家ではあったんですよ。でも、大きな塾は、講師は正社員が多くて型にはまった教え方しかしないんじゃないかという印象を僕は持っていました。それなら、くら塾に来て、自習という形で勉強した方が自分は伸びるんじゃないかと思ってました。そこの葛藤はありましたね。

大きい塾で正社員の先生というのは、自分の教え方にプライドをもってはる先生が多いと思うんです。プライドの高い先生に当たって行ったときに、自分が先生とは違う解き方したら「いや違う、こうや!」と言われるのが、自分には合わないと思っていました。

中学3年生の時の友達が個人塾に通っていて、僕は大手の塾に行ってたんです。友達に聞いた話では「すごくみてもらった」「真摯に取り合ってくれた先生がいる」と聞いていました。それで、「個人塾にも一回は行ってみたい」と感じていました。

私の塾に入るで、決め手となったことはなんですか?

上山様:

一言でいうと、自分の勉強法を確立できそうだと感じたからです。

当時数学を受けた時に、その先生がすごく深堀をしてきたんですよ。例えば、「数学は、どういう解き方してる?」とか、「チャートはどう解いてる?」「どこまで解いてる?」とすごく深く聞いてきたんです。

「これだけ聞いてきてくれるんだったら、自分の勉強スタイルも、その先生に沿ったら見つかるんだろうな」と感じたんです。

一回、誰かにゆだねてみて、自分の勉強方法を確立してみるのもいいんじゃないかと思いました。それが決め手ですね。

この塾に入ったことで、印象に残っていることはなんですか?

上山様:

自分の中では、中学3年生の時のイメージが強いです。誰かと競い合う事ってすごく大事だと気付いたんです。中学3年生の数学の授業で、N君は数学ずっと解けてたんです。「ほんまにすごいな!自分もがんばろ!」と思えました。

僕はN君より英語が得意だったんで、N君に英語を教えてました。2階の「旧帝クラス」授業で聞かれたりして、「俺の方が解けてるぞ!」とか話してましたね。そうしたらN君も最終的に英語の成績が上がってきてたんです。

だから、競い合う事って本当に大事だなっていうことをここで気づきましたね。

高校入った時点で、「絶対に塾に入るな!」と最初言われるんです。「せめて環境に適応してから塾選びなさい」と、担任の先生から言われてたんです。

その時に、「じゃあ、慣れるまでは自分の勉強方法でやってみよう」と試してたんですけど、成績が伸びなかったんです。中学の時の勉強方法も、塾の勉強をずっとしてたんで、自分は塾に頼った方がいいんだろうな、向いてるんだろうなと思いました。

あと、くら塾は授業形式ではないですよね。自分のわからんところを聞くっていう形式。だからこそ、Youtubeとかの動画との併用はいいと思います。

勉強に没頭できるようになったキカッケはなんですか?

上山様:

「僕は生物が好きだ」と気づいてから没頭できるようになりました。

「生物は面白いんや」と気づかせてくれたのは、水口先生です。問題のプラスαの部分まで教えてくれて、一題全部、まるまるわかった時に、「こういうことを最終的に言っとるんや!」と気づいて驚いたんです。

そこから、他の科目にも没頭できるようになっていきました。

成績が上がるようになった理由はなんだと思いますか?

上山様:
生物は、最初、暗記だと思ってました。でも、「実験とか暗記して、かつ、問題が解けるようになるんだよ」「暗記だけじゃないんだよ」ということがわかってから、問題が解けるフェーズが上がっていったように思います。

数学に関しては、2階の「旧帝クラス」ではずっと記述式回答が多かったじゃないですか。どこをちゃんと書けばいいのかがしっかり学べたと思います。

あと大事なことは、楽しんだ方が伸びる、という感じですね。N君とK君のおかげというのもあります(笑)

大学を選ぶ決断をしたとき、どんな気持ちでしたか?

上山様:

前期に関しては、共通テストで点が取れなかったんで、一つ下げたんですね。

「家から通える範囲で」と親からずっと言われてたんで、それまでは神戸大学と思ってたんです。

中谷先生に、11月の模試くらいに「ちょっとこれ、神戸大丈夫ですか?」という話をもっていったんです。中谷先生は神戸大学から岡山大学に変えたって聞いてたので。その時に、岡山大学の魅力と、「姫路から全然通えるよ」という話を聞いたんです。

「岡山も通えるのか!」「じゃあ、岡山も考えたらいいんかな」と思ってた時に、共通テストで失敗したので、「じゃあ岡山に」となりました。

実際に通っていて、いまどんな気持ちですか?

上山様:

4月から6月は大学に通えなかったんです。バイトもしてなかったし、大学生だという感じはしませんでした。でも6月から大学に通うことができて、サークルも始めて、今ずっと大学に通えてるので、やっと「ああ、大学生だな」と実感できました。

サークルは、がちがちの体育会系サークルなんです。ソフトテニスなんですけど、「プライベートでもやろうぜ」となって集まってやったりしてると「ああ大学受かって良かった」と思います(笑)

勉強は、今は必修の生物のことばかりです。生物は全般が好きなので、今は、どこが自分が興味あるのかを探しているところです。

大学は、高校とくらべて自由だという印象が大きいです。高校の勉強は、大学と比べたら広く浅いけど、大学は狭い範囲を深くやらされるんです。それで、高校の勉強って大事だなと思いました。高校でやってなかったら大学の勉強わかんないです(笑)

印象に残っている先生は誰ですか?

上山様:

生物に関しては水口先生。聞いたら全部返ってくる。わからん問題聞いたら、100%絶対その日中に答えが返ってきて教えてくれるんで、頼りきっていたところはあります。

数学に関しては森先生です。森先生もずっと教えてくれてたんで。クラスも5人以下で、学校の授業よりも活発な授業で楽しくて、一番良かったです。

平井:
上山君の時のクラスはみんな、受験というよりは、数学を心からめっちゃ楽しんでるという感じでしたね。「めっちゃいい雰囲気やん!」と思ってました。

「どこどこ以上の大学に入らないと…」とか、「点数!点数!」と言ってる子は、ちょっと苦しそうなんですよね。そういう子よりは、ようわからんけど楽しんでる子の方が、いい結果出るのよね。

上山様:

そうですね。「おまえ、この問題できとるやん!俺間違えたのに!」みたいな感じですね。競い合うのが楽しかったです。

英語は篠原先生ですね。3年になったら篠原先生。2年の時は岡部先生が印象に残っています。岡部先生がいるときに、僕もガンガン聞いてたんで、夏休みの間は専属みたいに教えていただきました。その時に神戸大学のこととかも聞いて活力をもらってました。

特に、岡部先生は、どんなことも親身に聞いてくれるところがいいですね。岡部先生もわからん時あるじゃないですか。でもその時に、プラスαの補足をすごく足して返してくれるんです。

自分がゼロや50くらいの質問をしたら、100にして返してくれるんで、それが良かったです。夏休みはそれですごくためになりました。

あと、教科書や参考書も勧めてくれたのがあるんですけど、それが的確だったんです。岡部先生の英語すごくいいなと感じました。

他の先生にも該当することなんですけど、勉強の仕方を教えてくれました。ここで勉強してる時間って、自分がしてる時間のほんの一部じゃないですか。それより、家で勉強してる時間の方が長いので、家でする勉強の仕方をよく教えてくださいました。そのおかげで、時間の有効活用できましたね。

私のことで、印象に残っていることはありますか?

上山様:
ときどき、僕のところにきて予定とか聞いてくださるじゃないですか。その時はドキッとして「何言われるんやろ?!」と身構えていました(笑)

でも、楽しみではありました。数学の「旧帝クラス」に誘われた時も、1対1の時に聞かれたから。「何言われるんやろ」とドキドキしながら聞いてました。

平井先生は、いろいろ聞いてくれたので、来てくれると嬉しかったです(笑)

塾に入って、一番よかったことはなんですか?

上山様:

学校の先生は、ガチガチで「進路!」なんです。

でも、くら塾の先生は相談できる、僕の中ではカウンセラーみたいな印象が一番強かったです。悩み事を聞いてくれるんです。先生の年齢も近いし話しやすい。

塾によっては、進路に関与してくるというか、学校とともに進路を支えるようなところもあります。それよりは、学校は進路で、塾はそれをサポートする、という方が自分はいいと思ったんです。

なぜかというと、自分が今教える立場になったんですけど、教える側も、進路のことで迫られるとキツイ!となるんですよ。「学校がもっとやってくれよ」と思うんです。

生徒の側も、学校でも家でも塾でも進路の話ばかりとなると、ずっと気持ちが緩まずに、疲れちゃうと思います。

それだったら、塾は相談のみでいいと思うんです。楽しく、緩い感じでしゃべれるというのが、僕は良かったです。

平井さん:

そうなんです。それめちゃちゃ大事にしてます(笑)。ここに来たら、ちょっとホッとしてほしい。

大学進学後、なぜくら塾で働こうと思ってたんですか?

上山様:

中谷先生と一緒にご飯食べに行ったんです。その時に「くら塾、どう?」と話してくれたんです。中谷先生は「高校までずっとくら塾で見てもらったから、何かの形で恩返したい」と言っていました。

前期くらいに、平井先生から岡山大学のこと、「通学はお金かかるよ。新幹線代高いよ」と言われていたのが大きかったです(笑)。本当に金額が大きかったので、「絶対これは家にバイト代入れなきゃ」と思ったんです(笑)

実際にくら塾で働いてみて、どうですか?

上山様:

居心地いいです。あと、高校生を教える楽しみは大きいです。僕も今、いろんな教え方をしているところなんですけど、小中学生に教えるより、圧倒的に、高校生に個別で教える方がやりがいを感じます。じっくり、ほんまにわかってるのかを確かめながら教えられるのが、いいです。

個別塾でも、先生がホワイトボードに書いて教えるところもあるじゃないですか。それよりも、くら塾の、生徒に寄り添って、自分の手元で書いてるのを見せてもらう方が、絶対伸びると思ったんです。じっくり見れるので。

2対1とかだと、わからんかったら、わからんとなって、結局自分がどこをわかってるのか、わかりにくくしちゃう状況になっちゃうんですよ。だったら1対1で、周りにも人がいる環境で、静かな状況で、ちゃんと教えてもらうって

いう方が絶対伸びると思ったんです。だから、今教えていて楽しいです。

くら塾で働いてみて一番良かったことは何ですか?

上山様:

僕は理学部なんですけど、将来教師になりたいとは思ってなかったんです。でも、卒業するくらいには、何かしら教育系のことを大学在学中にしたいなと感じるようになっていました。その時に「いろんな塾の教え方も入れつつやってみよう」と思ったんです。

いろんな教え方をしてる中で、大手の塾の教え方、くら塾の教え方を見て、くら塾の1対1で自習形式で教えるやり方がいい、教える側としても教えやすいと思いました。

自分のスキルが上がるなと思ったんです。勉強しなかったら衰えるじゃないですか(笑)

最初怖かったです。自分が生徒の時は、突拍子もない質問をする側だったので(笑)。当時の先生方は嫌だっただろうな、と思います(笑)。「そんな質問来たらどうしよう」と焦ると思います(笑)

平井さん:

やってたら、頭良くなると思うよ。U先生、もともと優秀だったんだけど、ここで働き始めたら、めっちゃ頭使うようになって。ただ前で教えるんじゃなくて、その人その人に合わせて頭使って、「どうやって教えたら、わかりやすいかな」とか反応見たりするからね。しかも、全科目やらされてめっちゃ頭使う(笑)

U先生は、大学の勉強でも、頭使うのが上手になって、成績がほぼ全教科A+。大学の勉強でその成績とるのってすごいと思う。U先生は「ここでめっちゃ頭使ってるから、頭良くなってる気しかしません」って言ってた(笑)

自分でどんどん考えて、時給のために働いてる感じがしない。雨の日に足ふきマット置いといてくれたりとか、大学生と思えない、そういう人です(笑)

そういう意味で、おもしろい先生が集まってるね(笑)

ご家族の方や周りの方は、なんと言ってますか?

上山様:

くら塾で、話す力っていろんな場面で培われているとは思うんです。その意味で、くら塾の存在は大きいと感じています。

たとえば、くら塾で、数学を学ぶとき、わからないところを先生に聞くのにも勇気がいるじゃないですか。その時にどうしゃべるか、自分が緊張してる時にどうしゃべるか。とっさに質問来た時にどうこたえるかとか。それで「話す力はくら塾で培われたんじゃない。その存在は大きい」と家族に言われます。

平井さん:

意外ですね。上山君はもともとしゃべるの好きな方だし。しゃべることが好きだったり上手だったりするから、伸びたってことに気が付くのでしょうね。

「くら塾」をどんな人にすすめますか?

上山様:

自分と重なりますけど、集団授業が嫌いという人や、映像授業が眠たくなっちゃうという人には向いてると思います。今も寝てる子いますけど、起こしてあげて、ある程度過ごしたらできるので、そういう子にも向いてると思います。

あと、空回りしてる、すごい勉強してるのに成績が伸びないと感じてる人にも。年の近い先生方が多いので、勉強の仕方を教えてもらえます。

最後に、あらためて、今、どんなお気持ちですか?

上山様:

くら塾で働けることってすごく光栄なことだと思ってます。自分がすごく丁寧に教えてもらっていたことを、自分もちゃんと返さなきゃいけないとなると、そこで働ける環境を作ってくださっていることがありがたいなと思います。

平井さん:

以前、「くら塾って学校の付属みたいだな」という考え方を言ってくれたんだけど、そこのところをもう一度話してくれますか?

上山様:

学校プラスαというか、進路の話も含めて、生徒をサポートする塾という意味です。勉強に関しても、学校で教えてもらって、わからへんというところをくら塾にもっていって、わからないところの補足をしてもらう。自分としては予習というより復習の方でくら塾は有効的に使えるなと思ったんです。

平井さん:

ほんとに、上手に塾をよく使ってくれています。理想通りのいい感じです(笑)